タイ工業省工業事業局(DIW)は、2020年3月9日、「工業事業局告示:仏暦2563(2020年)工業事業局が承認する工場敷地内の土壌及び地下水の質的検査方法」を公布しました。
本告示により、新たに以下の試料分析方法が、法令に基づく正規の分析方法として認められることとなりました。

  • ASTM International法を用いた土壌分析
  • アメリカ合衆国環境保護庁(United States Environmental Protection Agency)のTest Methods of Evaluating Solid Waste, Physical / Chemical Methods (SW-846)を用いた地下水分析

 

2016年、タイ工業省は「工業省令:仏暦2559年(2016年)工場敷地内の土壌及び地下水の汚染管理」”を公布しました。2016年10月26日(公布180日後)に施行される本省令およびその下位法令である「工業省告示:仏暦2559年(2016年)土壌及び地下水の汚染基準、土壌及び地下水の質的検査、土壌及び地下水の情報の届出並びに質的検査結果報告書の作成、土壌及び地下水の管理対策及び汚染軽減対策提案報告」により、タイで工場を操業する特定事業者には、土壌および地下水の調査(サンプリングおよび分析)を行い、結果を当局に報告することが義務付けられました。工業省告示が定める土壌および地下水の基準を超過した場合には、対策を行わなければなりません。このたび公布された告示は、この省令を補完するものです。