初回報告期限迫る!EU炭素国境調整措置(CBAM)解説ウェビナー
グリーンアンドブループラネットソリューションズでは、2024年1月25日(木)13時(日本時間)より「初回報告期限迫る! EU炭素国境調整措置(CBAM)解説ウェビナー」を開催します。特にCBAMの仕組みとEU域外製造者に求められる実務、その影響などに焦点を当て、その本質をわかりやすく説明します。
CBAMとは?
欧州連合(EU)において、2023年5月17日、炭素国境調整措置(Carbon Border Adjustment Mechanism: CBAM)を創設する規則が発行されました。CBAMとは、欧州排出量取引制度(EU ETS)の強化に伴う炭素リーケージ(※海外への排出流出)を防止するために、対象部門の輸入品に対して、炭素コストを課す仕組みです。世界初となる炭素国境調整であるCBAMは、EU内外へのインパクトが大きいことから慎重に設計された制度となっています。また、欧州委員会を中心に多数のルールが今後作られる予定であり、その中でも重要なものである炭素コストを課す体化排出量(embedded emissions)の計算方法に関する実施規則は、CBAMの負担額を左右するため、特に重要なこととなっています。
日本に関する今回の対象製品5品目(鉄鋼、アルミニウム、肥料(アンモニアを含む)、セメント、水素)のEUへの輸出量は現在のところ少なく、いますぐに直面する直接的な影響は大きくない模様です。しかし、2026年の課金開始に向けた移行期間として、2023年10月以降、対象の輸入品に四半期毎の製品単位の排出量等の報告を義務化したことにより、EU域外企業にもその対応が迫られている状況です。2024年1月末、ついに初回報告期限を迎えます。
グリーンアンドブループラネットソリューションズでは、2024年1月25日(木)13時(日本時間)より「初回報告期限迫る! EU炭素国境調整措置(CBAM)解説ウェビナー」を開催します。特にCBAMの仕組みとEU域外製造者に求められる実務、その影響などに焦点を当て、その本質をわかりやすく説明します。
- 炭素国境調整措置 (CBAM)とは?その背景と目的とは?
- CBAMの仕組みは?
- CBAM施行による日本企業への影響とは?
- EU域外事業者に求められる実務は?
- CBAMの将来は?
など、いろいろと疑問を感じつつも、どうしたらいいのか判断できず困っていませんか?本講演では、製造業者向けに現場でCBAM実務対応コンサルティングを行っている日本人担当者が、これらの疑問にお答えします。
こんな方にお勧めです!
- 日本本社または海外事業所のEU向け輸出担当者。特に、ネットで調べたり情報収集して勉強したけど、いまだはっきりと理解できずにモヤモヤしている方。
- 輸出担当として新たにCBAMについて勉強をはじめた方
- EU向けの輸出商品を取り扱っており、顧客からCBAMのための情報提出を求められている方。あるいは今後、レポートの提出が求められることを予想している方。
1. 開催概要
セミナー名称 | 初回報告期限迫る!EU炭素国境調整措置(CBAM)解説ウェビナー |
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開催日時 | 2024年1月25日(木)日本時間13:00~13:45(タイ時間11:00~11:45) |
参加・視聴方法 | ウェビナーはZoomを利用します。以下の登録リンクよりお申し込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_Co7HAxqzT6KbUEifFfe7Xw ※参加に際しては、主催者の承認が必要です。お申し込み時点では参加が確定しておりません故、ご了承ください。お申込内容により参加をお断りすることがあります(個人名義や当社競合組織、コンサルタント等。フリーメールアドレスでお申し込みの場合。所属や氏名が不明な場合)。 |
受講料 | 無料 |
2. 講演プログラム
時間 | 講演内容 |
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13:00(日本時間) | はじめに |
13:05
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【1】EU炭素国境調整措置 (CBAM)の概要
– CBAMの概要(背景と目的) – CBAMの仕組み – CBAMの対象となる製品 – CBAMの規制対象事業者 – CBAMの要求事項 【2】 CBAMの影響と実務対応 – CBAMの影響 – EU内外に与える影響 – 日本企業に与える影響 – CBAMへの対応 – 実務対応のポイント – EUの客先への対応 – サプライヤーへの対応 【3】まとめ・将来展望 |
13:30 | 質疑応答 |
13:45 | 終了 |
※講演内容は事前告知なく変更・中止する可能性があります。
講師:
梅山研一
グリーンアンドブループラネットソリューションズ社 Managing Director
エンヴィックス有限会社にて10年以上にわたってタイを中心に環境分野のリサーチ&コンサルティング業務に従事。2016年からタイ現地法人にて、日系製造業を中心に環境・エネルギー・脱炭素等分野におけるコンサルティングサポートを提供。アジア工科大(タイ・バンコク)環境工学修士課程修了。ユネスコ水教育研究所(オランダ・デルフト)環境科学修士課程修了。公害防止管理者(水質1種)。
Green & Blue Planet Solutions社について
タイ・バンコクを拠点に環境・エネルギー・労働安全衛生分野のリサーチ&コンサルティング事業を展開する日系企業。エンヴィックス有限会社および株式会社ヤマキ環境の合弁企業。脱炭素関連では、再エネ証書I-RECやカーボンクレジットのプロジェクト開発・創出および調達販売、排出量の計算等の炭素会計関連サービスを提供。