タイ官報にて、2023年8月17日、「天然資源環境省環境保全推進局(DEQP:Department of Environmental Quality Promotion)を気候変動環境局(CCE:Department of Climate Change and Environment)に改称する勅令」が公布されました。本勅令は、公布翌日から施行され、天然資源環境省内に気候変動環境局が設置されました。
気候変動環境局(CCE)は、「2050年にカーボンニュートラル、2065年にネットゼロ」を目指すタイ政府の気候変動に対するコミットメントの達成に向けて、中心的な役割を果たすことになります。2023年8月18日に官報にて公布された「天然資源環境省令:仏暦2566年(2023年)気候変動環境局の設置について」によると、CCEのミッションは、気候変動に関する政策や計画の立案、実施、評価です。加えて、国際公約の実施に向けたガイドラインの策定、官民のステークホルダーとの連携ならびに国際協力の推進、関連データの収集整理、国家温室効果ガスインベントリーの整備など、気候変動対策の推進に向けた様々な責任を担うことになります。
現在検討中の気候変動法案と併せて、今後、タイにおいても気候変動対策に係る取り組みがますます加速していくことになるものと期待されます。
気候変動環境局(CCE:Department of Climate Change and Environment):https://www.dcce.go.th/
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