タイ工業省工業事業局(DIW)は、2022年10月3日、官報にて「工業事業局告示:仏暦2565年(2022年)廃水処理システムを備える必要のある工場に対する特殊ツールまたは装置及び追加のツールまたは装置の設置義務の承認基準(第2版)」を公布しました。タイでは、2004年7月に公布された“工業省告示:仏暦2547年(2004年)廃水処理システムを持たなければならない工場の排水モニタリングおよびその機器”およびこれを改正する告示に基づき、一部の工場にはBODおよび/又はCODの測定装置を導入し、排水モニタリングを行うことが義務付けられています。あわせて、法令ではBOD/COD測定装置の結果を分析室での試験結果と比較して、その誤差が一定の範囲内に収まるよう求めています。新たな告示は、この誤差の確認方法について明確に定めるとともに、誤差の報告を義務付けるものです。本告示は公布翌日より施行され、関連事業者には120日以内に対応を行うことを求めています。