タイ公衆衛生省は、2023年8月23日、官報にて「公衆衛生省告示:仏暦2566年(2023年)リフィルステーションにおける化粧品の再包装販売に関する基準、方法、条件についてについて」を公布しました。仏暦2558年(2015年)化粧品法の下で制定された本告示は、液体の化粧品類――(1)香水および(2)ボディ・ヘアシャンプー類――をリフィルステーションで販売する際の基準を定めるもので、タイ政府が掲げるBCG経済(Bio-Circular-Green Economy)の推進および化粧品のリフィルサービスにおける安全・衛生管理向上を目的として制定されました。

化粧品の製造者・輸入者は、販売場所の届け出や衛生基準の順守、タイ語ラベルによる情報提供が義務付けられています。ラベル要求については同日付で公布された「化粧品委員会告示:仏歴2566年(2023年)リフィルステーションにおける化粧品の再包装販売のためのラベルについて」にて定められています。

本告示により、プラスチック廃棄物の削減ならびに循環経済の一層の推進が期待されます。