製品カーボンフットプリント(CFP)算定
場所 : ラヨーン県、タイ
業種 : インテリアデザイン業
サービス : EcoVadis評価
背景:
近年、サプライチェーン全体における温室効果ガス(GHG)排出量の可視化が求められる中、製品単位で環境負荷を定量的に把握する製品カーボンフットプリント(Carbon Footprint of Product:CFP)への関心が高まっています。本プロジェクトでは、化学製品メーカーが製造・販売する主要製品を対象として、製品カーボンフットプリントの算定を実施しました。クライアントは、タイの公認基準および国際基準に準拠した信頼性の高い環境データを取得し、製品の環境性能を把握するとともに、将来的な情報開示やサステナビリティ戦略に活用することを目的としていました。
当社の取り組み:
当社は、クライアントと連携し、原材料の調達から輸送、製造工程に至るまでのライフサイクル全体(クレイドル・トゥ・ゲート)を対象とした製品カーボンフットプリント評価を実施しました。評価にあたっては、タイ温室効果ガス管理機構(TGO)のガイドラインに準拠するとともに、ISO 14044:2018(ライフサイクルアセスメント)およびISO 14067:2018(製品カーボンフットプリント)の要求事項に基づき、データ収集・分析を行いました。また、製品カテゴリー規則(PCR)やライフサイクル影響評価(LCIA)の手法を適用し、算定結果の信頼性と透明性を確保しました。
本プロジェクトの対象工場は、複数の原材料から10種類以上の化学製品を製造する複雑な生産プロセスを有していました。そのため、製造工程で発生する温室効果ガス排出量やエネルギー消費量を各製品へどのように配分(Allocation)するかが、評価の重要なポイントとなりました。当社は、生産フローや物質収支を詳細に分析したうえで、国際基準に沿った適切な配分手法を検討・適用し、各製品のカーボンフットプリントを合理的かつ透明性の高い方法で算定しました。これにより、複雑な化学製造プロセスにおいても信頼性の高い環境データを提供することができました。
選ばれる理由:
当社は、国際基準に準拠した製品カーボンフットプリント算定を通じて、お客様の環境情報開示や脱炭素戦略の推進を支援しています。本プロジェクトでは、原材料調達から製造までの各工程における温室効果ガス排出量を可視化することで、排出量の多い工程や改善余地のあるポイントを明確化しました。これにより、クライアントは資源利用の効率化や環境負荷低減に向けた具体的な施策を検討できるようになりました。また、算定結果は製品カーボンフットプリントの開示、サステナビリティ報告書への活用、顧客への環境情報提供、さらには環境配慮型製品としてのマーケティング活動にも活用できます。当社は、専門的な知見と豊富な実績を活かし、企業の環境価値向上と競争力強化を支援しています。